
海外で生活を始めるうえで避けて通れないのが「海外送金」。留学やワーキングホリデーで生活費や学費を準備するには、スムーズかつ低コストでの送金手段が欠かせません。私自身、オーストラリアでAIN(Assistant in Nursing)として働く前に、生活費や学費、家賃などを複数回に分けて送金しました。その際に大いに役立ったのが、**WISE(旧:TransferWise)**でした。
この記事では、実体験をもとに以下の点をわかりやすく解説します:
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WISEとは何か?
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なぜ銀行よりもお得なのか?
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実際どれくらい安いのか?
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渡航前に登録すべき理由
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登録から送金までの使い方
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オーストラリアにいても送金できる?
WISEとは?
WISE(ワイズ)は、世界中で1,000万人以上が利用するオンライン海外送金サービスです。銀行のように中継銀行を通さず、現地にあるWISE口座同士を使って送金を成立させることで、コストを大幅に削減しています。
特徴としては:
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銀行よりも圧倒的に低い手数料
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Googleなどと同じリアルタイム為替レートの使用
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スマホやパソコンから簡単に操作可能
留学・ワーホリ・駐在など、国際的な生活を送る人々にとって、まさに必須のツールといえます。
なぜWISEは銀行よりお得なの?
以下の比較表を見てください:
項目 | 一般的な銀行 | WISE |
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為替レート | 銀行独自の上乗せレート | 市場のリアルタイムレート(Googleと同等) |
送金手数料 | 約2,000〜5,000円 | 約1,000〜2,000円(送金額に応じて変動) |
中継手数料 | 受取銀行で差し引かれることあり | なし(そのまま全額受取) |
送金スピード | 2〜5営業日 | 数時間〜1営業日 |
手続きの簡単さ | 支店や書類提出が必要な場合あり | すべてオンライン、24時間操作可 |
例えば私が50万円を送金したとき、
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銀行経由では約1.5万円が手数料などで差し引かれました。
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WISEでは約1,200円の手数料で済み、受取額もほぼそのままでした。
この差は非常に大きく、留学や生活費を送る頻度が多い人ほど、節約効果が実感できます。
渡航前にWISEを登録すべき理由
結論から言うと、WISEは日本にいるうちに登録するのが断然おすすめです。
理由は以下の通り:
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日本の身分証(運転免許証やマイナンバーカードなど)が使える
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本人確認がスムーズに完了する
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渡航後に困ったときでもすぐに使える
現地での登録も可能ですが、英語での書類提出や住所証明が必要になる場合があり、少し面倒です。出発前に登録とテスト送金を済ませておくと安心です。
登録から送金までの流れ(日本→オーストラリア)
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WISE公式サイト(https://wise.com/jp) にアクセスし、無料アカウントを作成
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メールアドレスとパスワードを設定
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本人確認書類をアップロード(スマホの写真でOK)
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送金金額・通貨を入力して見積もりを確認
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日本の銀行口座から指定されたWISEの口座に振込
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受取人(自分や相手)のオーストラリア口座情報を入力
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着金を待つ(通常は数時間〜1営業日)
▶ アプリのダウンロードもおすすめ:
オーストラリアからも送金はできる?
はい、オーストラリアにいながら日本の口座から送金することも可能です。
必要なのは:
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日本の銀行口座がネットバンキングに対応していること
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WISEのアカウントを保持していること
手順は基本的に日本にいるときと同じで、WISEにログインして送金操作を行い、 表示されたWISEの日本口座に振り込めばOKです。
✅ 自分で振込できればすべて自己完結可能です。
✅ 日本の口座がネットバンキング非対応であれば、家族に代理で振込を頼むことも可能です(その際は振込名義や口座名義に注意)。
実際にWISEが役立った場面(体験談)
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渡航前、家賃を3ヶ月分前払いする必要があった → WISEで即日対応
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学費の一部を日本から送金 → 手数料が安くスムーズに着金
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留学中、生活費が不足 → 家族に振込を頼んで現地からスマホで完了
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為替が有利な時期に数回に分けて送金 → トータルでかなりの節約に
これらの体験から、「WISEがあって本当によかった」と心から思いました。
まとめ:海外送金にはWISEを選んで正解!
海外で生活を始める前後は、送金が必要になる場面が何度もあります。 そのたびに高額な銀行手数料を払っていたら、何万円も損してしまうことも。
WISEは:
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登録が簡単で、スマホ一つで完結
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手数料が明確かつ安い
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着金までが早く、為替も有利
オーストラリアでの留学・就職・資格取得を目指す方には、ぜひ早めの登録と活用をおすすめします。
▶ 他の記事では、AINになるための費用や生活の様子、面接の体験談なども紹介しています。

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