
オーストラリアでAIN(Assistant in Nursing)として働くまでに、実際にどれくらいお金がかかったのか?この記事では、私が日本出発から資格取得までの4ヶ月間、アルバイトをせずに通学した期間にかかったリアルな費用を、項目ごとに詳しく紹介します。
これからAINを目指す方、留学やワーホリでオーストラリアに滞在しながら介護の仕事に挑戦しようとしている方に向けて、準備の目安になれば嬉しいです。
渡航前にかかった費用(出発前の準備)
日本を出る前にかかった主な費用はこちらです。ビザや航空券、保険など、最初に必要な基本費用が中心です。
項目 | 金額(目安) | 備考 |
---|---|---|
ビザ申請料(ワーホリ) | 約AUD 635(約6.5万円) | オンライン申請、英語での入力が必要です。 |
航空券(片道) | 約8〜12万円 | 渡航時期や航空会社によって変動します。早めの予約がおすすめ。 |
海外保険(Bupa) | 約AUD 500〜600(約5〜6万円) | 留学生・ワーホリ向け医療保険(OSHC)。学費に含まれる場合もあり。 |
事前準備費(PCR、書類翻訳など) | 約1〜2万円 | 場合によって必要。英文書類や証明書取得費用など。 |
合計:約25〜30万円(目安)
渡航後〜資格取得までの4ヶ月(バイトなし期間)
アルバイトをせず、学校に通いながら生活した期間の出費がこちらです。この時期の支出が最も大きくなります。
項目 | 金額(目安) | 備考 |
語学学校+Cert III(CHC33021) | 約150万円 | パッケージ料金(語学+資格+教材費込み) |
家賃(16週間) | AUD 250〜450/週 ×16週(約40〜72万円) | 私は家賃を3ヶ月分前払いしていました。(学生寮) |
食費・生活用品 | AUD 100〜150/週 ×16週(約17〜26万円) | 自炊中心で抑えても調味料などを揃えたりする為それなりに必要でした。 |
通学交通費 | AUD 30〜60/週 ×16週(約5〜10万円) | Opalカードを使用。エリアによって差があります。 |
Police Check(無犯罪証明) | 約AUD 50〜70(約5,000〜7,000円) | 就労前に必須。オンラインで申請できます。 |
インフルエンザ予防接種 | 約AUD 20〜40(約2,000〜4,000円) | 施設勤務の条件になる場合が多いです。 |
身分証明書・免許証の翻訳など | 数千円〜1万円 | 求人応募やID提示で必要になる場合があります。 |
合計:約75〜110万円(生活費+準備費用)
海外送金について(WISEでの資金管理)
お金の管理についても少し触れておきます。
私は日本の口座から、**WISE(旧TransferWise)**を利用してオーストラリアの自分の口座へ送金していました。
初回の送金は約50万円。これは家賃3ヶ月分や語学学校の支払い、生活費に充てました。けれど、学校に通っている間は働いていなかったので、生活費が不足し、追加で20〜30万円を再送金する必要がありました。
送金タイミングや口座開設の流れ、WISEの手数料や為替の注意点などについては、次回のブログ記事で詳しく紹介する予定です!
合計費用のざっくり目安(4ヶ月間・バイトなし)
分類 | 合計(目安) |
渡航前の準備費用 | 約25〜30万円 |
渡航後の生活費(家賃・食費・交通など) | 約75〜110万円 |
学費・教材費など | 約150万円 |
追加送金額(WISE) | 約20〜30万円 |
▶ トータル:約270〜320万円前後(レートや地域によって変動あり)
おわりに
この4ヶ月は、働かずに「英語と資格取得に集中した」期間でした。その分出費は大きかったですが、今振り返ってみると、自分への投資として本当に価値のある時間だったと感じています。
オーストラリアでAINとして働くために必要な知識、英語力、現地の文化理解など、机の上では学べないことも多く吸収できました。
私のブログでは、こうした経験に加え、
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現場で使うリアルな英語表現 なども具体的に紹介しています。
これから海外で介護職にチャレンジしようと考えている方の背中を、少しでも押せる記事になっていたらうれしいです!

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