シドニーで孤独を感じたら:心を整えるランニングのすすめ

海外生活

留学や仕事などでシドニーに来ていると、ふと感じる時間の余白。 家と職場、キャンパスの往復。休日はNetflixを見て終わる。 でも、こんなに良い天気、美しい街並み、豊かな自然に囲まれているのに、外に出ないなんて――。

私が「このままではもったいない」きっと後悔する。と思って外へ出たその日から、すべてが少しずつ変わり始めました。

シドニーの街を走るという贅沢

シドニーは、暑すぎず寒すぎない気候と、自然と都市が調和した風景が魅力の都市。 海風が心地よいビーチ、緑豊かな公園、水辺を彩る遊歩道。 ここでは、ただ歩くだけでも癒されますが、もっとその魅力を体感したくて私は「走る」ことを選びました。

最初はウォーキングからのスタート。 気がつけば、もう少し先まで、もう少し速く――と、ランニングが日常になっていました。

世界遺産のまわりを走るという特別な体験

特におすすめなのが、シドニーオペラハウス周辺を走るルートです。 世界遺産であるオペラハウスの白く美しい屋根を横目に、サーキュラー・キーを通り抜け、 ハーバーブリッジの姿を眺めながら夕陽に染まる空の下を走る時間は、まさにここでしかできない特別な体験です。

夕方には光が海に反射し、オレンジ色に染まる街並みが幻想的な風景を生み出します。 観光名所としてではなく、日常の風景としてこの景色を味わえることこそ、シドニーで走る醍醐味かもしれません。

実際に私がハーバーブリッジをランニングした時の写真をお見せします。

約1キロあるハーバーブリッジを走っていくと見えて来るのがこちら↓

サンセットの時間も近づきオレンジ色に映えるオペラハウスを眺めることができます。何度見ても本当に美しい景色です。


こちらは朝ランした時の写真です。初めて通った道で、素敵な開放感のある場所を見つけることができました。


いかがでしょうか、こんな美しい自然を持つオーストラリアを走ることができるのは贅沢ですよね!

ランニングがくれた心の変化

運動が億劫だった私でも、無理なく始められたのは「誰とも比べないこと」を決めていたから。 昨日の自分より、ちょっとだけ進めばいい。

そして走り始めてからは、とても気分がいい。今日もよく走ったな。と自分を肯定することができる。夜もよく眠れるようになり、朝の目覚めも爽快に。 心のモヤモヤが晴れるような感覚がありました。 シドニーの街を走ることで、心も体もリズムを取り戻していったのです。明日はどこを走ろう、天気はどうだろうか。走った後は何を食べよう。そんな前向きなことを考えられるようになりました。

ホームシックになったとき、何をしていいかわからないとき、 そんなタイミングでこそ、ランニングはあなたの味方になってくれるはずです。 自分のペースで動くことで、少しずつ前を向けるようになる。 それを教えてくれたのが、私にとっての「走る」体験でした。

初心者でも安心!ランニングクラブの魅力

シドニーには、初心者でも気軽に参加できるランニングクラブがたくさんあります。 サーキュラー・キーを起点にするグループランや、地域密着型の無料クラブなど、そのスタイルもさまざま。

「一人じゃ不安」「誰かと走りたい」そんなときは、ランニングクラブに飛び込んでみてください。 共通の目標を持つ仲間との時間は、日々のモチベーションにもつながります。

ランニングの先にある挑戦:マラソンイベントへ

ランニングに少しずつ慣れてくると、自然と次の目標が生まれます。 それが私にとっては、シドニーを代表する「シドニーマラソン」や「City2Surf」でした。

大規模なイベントには勇気が要りますが、5kmや10kmなど、初心者向けの距離も用意されています。 私もシドニーマラソンの5kmコースにエントリー。 完走を目標に、マイペースに楽しみながら練習を続けています。

ゴールにたどり着いたら、その体験もぜひ記事にしてシェアしたいと思っています!

最後に:外へ出てみよう

今、もし「何かを始めたい」と感じているなら、まずは外に出てみてください。 深呼吸して、少し歩いてみるだけでもOK。

そしてもし、あなたが走り出したくなったら――きっとシドニーの景色が、あなたの背中をそっと押してくれます。

あなたのランニングが、素敵な新しい日常の一歩になりますように。


▶︎シドニーの日の出をまとめた記事はこちら

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