オーストラリア留学を控えていると、どんなものをスーツケースに詰めるべきか悩む方は多いはずです。限られた容量の中で必要なものを効率よく準備するためには、「本当に必要なもの」「現地で買えるもの」「持っていくと便利なもの」などの見極めがとても重要です。
このガイドでは、実際の留学経験をもとに、準備段階で役立つ情報をたっぷり詰め込みました。入国時に必要な書類や持ち物、あると重宝するアイテム、逆に持ってこなくてもよかったものまで、具体例とともに徹底的に解説します。
1. 絶対に持っていくべき重要書類
以下は必須の書類です。原本とコピーをそれぞれ準備し、手荷物とスーツケースに分けて保管するのが理想です。また、スマートフォンやクラウドストレージ(Google DriveやDropbox)にもデータを保存しておくと安心です。
-
パスポート:有効期限が滞在期間より6か月以上あることを確認。
-
学生ビザまたはワーキングホリデービザのコピー(印刷):スマホやUSB、クラウドにもPDF保存しておきましょう。
-
航空券の控え
-
海外保険の加入証明書:
-
学生ビザ(Student Visa)の場合 → OSHC(Overseas Student Health Cover)の加入が義務。
-
ワーキングホリデービザの場合 → 義務はないが、医療費が高額なため海外旅行保険の加入を強く推奨。
-
-
入学許可証(CoE):入国審査で提出を求められることも。
-
滞在先の情報:ホストファミリーや寮の住所・電話番号・責任者の連絡先。
-
パスポートのコピー(最低2〜3部)
補足ポイント:
-
書類は透明ファイルにまとめ、機内持ち込みのカバンに入れておくこと。
-
PDFデータはGoogle DriveやDropboxなどのクラウドとUSB両方に保存しておくと安心。
2. 日本から持ってきた方がいいアイテム
この章では、渡航前に日本から持参するべきアイテムをカテゴリごとに分けて解説します。
2-1. 化粧品・スキンケア用品・衣類
-
化粧品:普段使っているメイク用品は必要な分だけ持って行くのがおすすめです。肌質や仕上がりにこだわりがある場合、現地で同じものが手に入らないこともあります。
-
スキンケア用品(化粧水・乳液・洗顔料・化粧落とし):これらは最低限持ってくるのが安心です。オーストラリアは乾燥しやすいため、日本製の保湿系アイテムがあると助かります。現地でも日本製は購入可能ですが価格は高めです。薬局で安価なものも手に入りますが、最初に出費を抑えたい方は日本からの持ち込みがおすすめです。
-
日焼け止め:紫外線が非常に強いため、SPFの高いものを日本から持参すると安心です。現地で購入した日焼け止めの方が個人的には圧倒的に焼けないと感じたので、私は日本製のものではなく現地購入した物を使用しています。
-
歯磨き粉:現地で2〜3ドルほどで半額セールされることもあり、現地購入で十分対応できます。
-
歯ブラシ:ヘッドが大きめのものが多いため、日本から数本持ってくるのがおすすめです。
-
下着・インナー:現地でも購入可能ですが、サイズ感や着心地にこだわりがある場合は日本から数セット持ってくるのがおすすめです。
-
衣類:渡航先の気候に合わせて最低限の服は準備しましょう。オーストラリアは地域によって気温差が大きく、都市部でも朝晩は冷え込むことがあります。重ね着しやすいアイテムを中心に選ぶと便利です。持ち運びが便利なインナーダウンは持ってきて良かったです。
2-2. 薬品・医療用品
◆ 常備薬(市販薬)の場合:
-
日本で一般的に販売されている風邪薬、胃薬、頭痛薬、アレルギー薬などは原則として持ち込み可能です。
-
錠剤や軟膏は2か月分程度までが目安とされています。
-
開封済みでも構いませんが、外箱と説明書は必ず一緒に持参してください。
◆ 処方薬を持ち込む場合:
-
処方薬を携帯する場合は、**医師による英語の診断書(Letter from Doctor)や処方箋の写し(英文)**を同封しておくと入国時にスムーズです。
-
2か月以上の量を持ち込む場合は、Therapeutic Goods Administration(TGA)への申告または許可申請が必要になることがあります。
-
注射薬や制限薬(例:向精神薬)などを持ち込む場合は、事前にオーストラリア大使館の情報を確認し、個別に対応してください。
◆ おすすめの準備:
-
すべての薬は手荷物に入れて機内に持ち込むこと(紛失や温度管理の問題を避けるため)。
-
種類ごとに透明な袋やポーチで分けて整理すると、税関対応もしやすくなります。
-
薬名と服用方法を英語でメモしておくと万が一のときも安心です。
3. 現地で安価に購入できるもの
-
シャンプー・ボディソープ・洗剤:現地のドラッグストアやスーパー(Chemist Warehouse、Woolworthsなど)で手頃に購入可能。
-
バスタオル・フェイスタオル・バスマット:KmartやBIG Wなどで$2〜$10程度で揃います。最低限のタオルを持参し、必要分は現地調達するのがおすすめ。
-
食器・調理道具:寮やシェアハウスで最低限必要なものは$5〜$20で揃う。到着早々必要な最低限のものを用意しておくと安心。(割り箸、使い捨てスプーンなど)
-
文房具:現地でも基本的な文房具は購入可能。
-
サンダル・スニーカー:オーストラリアの気候に合った靴を現地で購入すると快適。こだわりがなければ安価で購入可能です。
オーストラリアの日用品はどこで買える?こちらからチェック
5. あったら便利なアイテム
-
折りたたみ傘:オーストラリアでは小型の傘があまり売っておらず、日本のものは軽くて丈夫。私は小さな折り畳み傘を職場の友人みんなに驚かれ羨ましがられました。
-
洗濯ネット・S字フック・収納グッズ:シェアハウスや寮での生活に役立つ。最低限で良い。現地でも安価購入可能。
-
エコバッグ・ジップロック・小分け袋:レジ袋は有料。食品や日用品の整理に便利。エコバックは現地のスーパーで3ドル程で購入できますが、小さく折りたためるものは持参したほうが便利。
-
粉末タイプのスープの素やパスタソース:軽量でかさばらず、慣れた味を気軽に楽しめるため持参して良かったと感じました。到着直後や疲れている時の食事にも便利。
-
日本の調味料:現地のアジア系スーパーで簡単に手に入るため、心配しなくて大丈夫です。必要なものは現地調達でOK。
-
ホットアイマスク:軽量でかさばらず、慣れない環境や機内での安らぎアイテムとして大活躍。リラックス効果もあり、就寝前におすすめです。
-
南京錠:スーツケースやシェアスペースのロッカーなど、安全確保のためにあると安心。簡易型でもOKです。
-
折りたたみ傘:オーストラリアでは小型の傘があまり売っておらず、日本のものは軽くて丈夫。私は小さな折り畳み傘を職場の友人みんなに驚かれ羨ましがられました。
-
洗濯ネット・S字フック・収納グッズ:シェアハウスや寮での生活に役立つ。最低限で良い。現地でも安価購入可能。
-
エコバッグ・ジップロック・小分け袋:レジ袋は有料。食品や日用品の整理に便利。エコバックは現地のスーパーで3ドル程で購入できますが、小さく折りたためるものは持参したほうが便利。
-
粉末タイプのスープの素やパスタソース:軽量でかさばらず、慣れた味を気軽に楽しめるため持参して良かったと感じました。到着直後や疲れている時の食事にも便利。
-
日本の調味料:現地のアジア系スーパーで簡単に手に入るため、心配しなくて大丈夫です。必要なものは現地調達でOK。
-
折りたたみ傘:オーストラリアでは小型の傘があまり売っておらず、日本のものは軽くて丈夫。私は小さな折り畳み傘を職場の友人みんなに驚かれ羨ましがられました。
-
洗濯ネット・S字フック・収納グッズ:シェアハウスや寮での生活に役立つ。最低限で良い。現地でも安価購入可能。
-
エコバッグ・ジップロック・小分け袋:レジ袋は有料。食品や日用品の整理に便利。エコバックは現地のスーパーで3ドル程で購入できますが、小さく折りたためるものは持参したほうが便利。
6. iPadとPC、どちらを持っていく?
私は最初、不安でiPadとノートパソコンの両方を持っていきました。ですが、結論から言うと、学校から特別な指定がない限りはiPadだけで十分でした。
iPadは軽量で持ち運びしやすく、キーボードを付ければレポートや履歴書作成などにも対応できます。メールチェック、資料閲覧、Zoomなども問題なく利用可能です。反対に、ノートパソコンは重く、荷物にもなりがちで、使う頻度も少なかったです。
例外:
-
デザイン系やIT系、専門ソフトを使う学科の場合はPCが必要なことも。
-
学校やコースの案内を事前にチェックしましょう。
5. 現金の持ち込みについて
日本円:
-
緊急時や空港での両替用に1〜2万円程度持参しておくと安心。
オーストラリアドル(AUD):
-
到着初日から交通機関や飲食、生活用品の購入に備え、$100〜$300程度の現金を準備。
-
空港や街中ではキャッシュレス決済が主流ですが、現金が必要な場面もあります。
-
高額な現金の持ち込みには税関申告が必要になるため、$10,000 AUD相当を超える場合は必ず申告しましょう。
ポイント: キャッシュカードやデビットカード(国際ブランド付き)を併用することで、安全かつ便利に現地での支払いができます。
留学前の海外送金方法についてはこちらをご覧ください
6. 検疫・持ち込みの注意点
-
オーストラリア入国の際は、食品や医薬品、木製品、動植物などに対して厳しい検疫規制があります。必ず正直に申告しましょう。
-
申告をすれば持ち込める物も多くありますが、虚偽や未申告の場合は高額な罰金が科されることがあります。
-
詳しくはオーストラリア政府の公式サイト「Australian Border Force: What can I bring into Australia?」をご確認ください。
6.5. 持ってこなくてもよかったもの
-
大量の洋服:現地の気候やファッションに合わせて現地調達したほうが快適でした。特に冬服は想像より寒くなかったり、逆に現地で十分な品質のものが手に入ります。毎週土曜日に各所で開催されるマーケットで格安購入を狙うのもありです。
-
電子辞書や分厚い参考書:スマートフォンやタブレットで十分代用可能。重くて荷物になりました。
-
ヘアアイロン・大きなドライヤー:変圧器が必要でかさばり、現地で安価に購入可能。私は小さな海外対応のドライヤーを持参しましたが、電圧に耐えられず壊れ結局買い直しました。
-
炊飯器などの家電:現地の電圧と合わず使えないことも。現地でシェアまたは購入可能。安いものは20ドルほどで購入可能です。電子レンジで調理可能な米の容器やパスタの容器は個人的に不要でした。どちらも簡単に鍋で調理可能。
-
日本の文房具を大量に:数本あれば十分。現地でも基本的な文具は手に入る。
-
サランラップ:日本製のものは素晴らしいですが、現地のものでも十分です。嵩張るので優先順位は低い。
7. 私の体験談から伝えたいこと
私がオーストラリアに到着したのは昼過ぎでしたが、家に到着して荷解きをしたり、環境に慣れようと動き回っているうちに、スーパーや薬局へ買い物に行く余裕はまったくありませんでした。しかも、運悪くその翌日から高熱を出してしまい、しばらく外出もできませんでした。
そんな中、持ってきていたレトルトご飯や粉末スープ、使い切りサイズのシャンプーや歯ブラシなどの最低限の生活用品が本当に助けになりました。
現地調達をメインに考えている方も、ぜひ「到着直後に買い物ができない可能性」も視野に入れておいてください。特に空港から住まいまでの移動に時間がかかる場合や、バスや電車を使わないと近くのスーパーに行けないような場所に住む場合は、なおさらです。
最低でも最初の2〜3日を乗り切れる程度の食料や日用品を準備しておくと、安心して新生活をスタートできます。
8. チェックリスト:出発前の最終確認
以下は、オーストラリア留学に向けて準備すべき持ち物のチェックリストです。印刷して使ったり、スマホのメモに貼り付けて確認用に活用してください。
【✅ 必須書類】
☐ パスポート(有効期限6ヶ月以上)
☐ 学生ビザ/ワーホリビザのコピー
☐ 航空券の控え
☐ 海外保険の証明書(OSHCなど)
☐ 入学許可証(CoE)
☐ 滞在先情報
☐ パスポートとビザページのコピー(2〜3部)
【✅ 日本から持参すべきもの】
☐ 化粧水・乳液・洗顔料・クレンジング
☐ 歯ブラシ・歯磨き粉
☐ 日焼け止め
☐ 下着・インナー
☐ 衣類(重ね着できるもの)
☐ 常備薬・処方薬(診断書付き)
☐ 変換プラグ・マルチタップ
☐ ホットアイマスク
☐ 南京錠
【✅ あったら便利なもの】
☐ 折りたたみ傘
☐ 洗濯ネット・S字フック
☐ ジップロック・収納袋
☐ 粉末スープ・インスタント食品
☐ 日本の調味料(少量)
☐ エコバッグ
【✅ 到着初日に備えて】
☐ 2〜3日分の食料(レトルト・インスタント)
☐ 使い切りシャンプー・ボディソープ
☐ 飲み水・使い捨て割り箸・スプーン類
9. まとめ
パッキングで重要なのは「自分にとって必要なもの」と「現地で代用できるもの」のバランスを取ることです。
荷物を詰め込みすぎず、現地調達も視野に入れて効率よく準備しましょう。この記事が、あなたの留学準備を少しでもスムーズにできる手助けとなれば幸いです。
コメント