渡豪直後の住まい選び:最初の一歩を安心に
オーストラリアに到着してすぐ家探しを始めるのは、英語や土地勘に不安がある方にとっては大きなハードルです。特に、「到着後すぐに宿がない」「英語で契約するのが不安」といった場合には、日本にいるうちから住まいを確保しておくことも選択肢のひとつです。
私自身は渡豪前にエージェントを通じて学生寮の契約を済ませました。空港からの送迎も有料で依頼し、とてもスムーズに新生活を始めることができました。海外生活が初めての方や、不安が大きい方には、こうしたエージェント経由の事前手配は非常におすすめです。長時間のフライトで疲れた状態で家探しをするのは精神的にも負担が大きいため、到着時に安心できる環境があるのは大きな利点です。
一時的な滞在先としての選択肢
以下は、渡豪直後に住まいが決まっていない場合の一時的な選択肢です:
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Airbnb:短期滞在が可能で、家具・キッチン付きの物件も多く生活に必要なものが揃っています。
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ホテル:費用は高めですが、設備やセキュリティ面で安心感があり、トラブル時にはフロント対応も可能です。
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ホームステイ:英語環境に慣れたい方や、語学学校に通う方に人気。現地の文化に触れながら生活できます。
これらの滞在方法は柔軟性があり便利ですが、物件がすぐに見つからないリスクもあるため、滞在期間には余裕をもって計画するのが理想です。特に人気エリアではすぐに空室が埋まってしまうため注意が必要です。
住所がないとできない手続き一覧
オーストラリアでは、住所が確定していないと進められない手続きがいくつかあります。
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銀行口座開設:現地住所の証明が必要(例:光熱費の請求書や賃貸契約書)。
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携帯電話の契約(ポストペイド):住所が必要で、SIMカードの郵送先にも使用されます。
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タックスファイルナンバー(TFN)申請:仕事をするために必須で、申請時に住所が必要です。
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履歴書への住所記載:雇用主からの信頼性や安定性を示すために必要となる場合があります。
これらの手続きをスムーズに行うためにも、早めに住まいを確保しておくことが大切です。
信頼できる家探しサイト・アプリまとめ
オーストラリアでは、ルームシェアやアパート探しのための便利なウェブサイトやアプリが充実しています。以下は私が実際に使用した、信頼できるサービスです(リンク付き):
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Sydney JAMS(ジャムズ):日本人向けの情報が多く、日本語でのやり取りも可能。質問投稿もできるコミュニティ型の情報掲示板。
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Flatmates.com.au:最大手のルームシェア専門サイト。プロフィール機能で相手の情報が確認できるため安心。
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Facebook Marketplace / グループ:「シドニー ルームシェア」などのグループで多数の物件が見つかりますが、詐欺には要注意。
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Realestate.com.au:一人暮らし向けの物件も多く、家賃相場の確認にも便利。
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Gumtree:物件情報に加え、家具の無料配布など生活用品の情報も掲載されています。
現地で探す場合は、Airbnbやホステルでの仮滞在をしながら、内見してから決める方法もあります。知人からの紹介や、現地の学校スタッフに相談するのも効果的です。
家探しで気をつけたい詐欺とその対策
詐欺に見られる特徴
家探しの際、特に個人間取引では詐欺に注意が必要です。以下のような特徴には警戒しましょう:
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相場より極端に安い家賃:契約を急かしてくることが多い。
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内見が不可:「今は海外にいて見せられない」と言われるケース。
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前払いを求められる:契約前にデポジットや家賃の振込を要求される。
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連絡先が曖昧:電話番号なし、メールのみの連絡。
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写真が不自然に綺麗すぎる:広告用画像の可能性あり。
詐欺を避けるための具体的対策
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現金支払い時は署名付きの受領書をもらう:手書きのメモでも署名と日付があれば証拠として有効。
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内見ができない物件は契約しない。
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安全な支払い方法(PayPalなど)を利用。
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信頼できる知人や学校のスタッフに物件を確認してもらう。
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Sydney JAMSなどの日本人コミュニティで情報収集・相談を行う。
詐欺被害に遭わないためには、「怪しい」と思った直感を信じ、慎重に行動することが大切です。やり取りの履歴や支払い記録は必ず保存しておきましょう。
家探しの実践ポイントまとめ
以下のポイントを押さえておくと、安心して物件選びができます:
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写真だけで判断せず、必ず内見する。
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交通アクセスや職場・学校までの距離を確認。
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家賃に光熱費・Wi-Fiなどが含まれているか事前に確認。
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デポジットや最低滞在期間など、契約条件を明確にする。
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同居人がいる場合は事前に会って話す機会を持つ。
次回予告:内見時にチェックすべきポイント
次回の記事では、実際の内見時に確認しておきたい項目を詳しく解説します。部屋の清潔さ、収納スペース、日当たり、同居人の雰囲気、周辺環境など、見逃しがちな部分までチェックリスト形式で紹介予定です。
→内見前に必見のブログはこちらから
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